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ある護衛兵(周瑜公瑾付)の日記
1 | 俺は周家の坊ちゃんの護衛役につくことになった。 なんでも綺麗な顔をしているらしいが、遠目でしか見たことないんでよくわからん。 まあ、うわさってのは、広まる間に変化しちまうってモンだから、本当は大したこたないんだろう。 美女の護衛ならともかく、小僧のお守りかよ…ったく。俺は確かに剣のウデもいいし、馬の扱いも上手いがなあ…、なんで俺なんだよ。 俺は人に気を使うってのが大っ嫌いなんだよ!! とりあえず、護衛の対象に挨拶しなきゃな…あー、めんどくせえ。 ってなわけで、俺は初めて周家の坊主を間近に見た。 ……………オイ、なんだコイツは?……。 俺が護衛すんのは坊主だったよなー?(汗) えっ!?男だって?コレが? おいおいおいおい、これじゃあ、世の女どもの立場がねーじゃねーかよ! 俺はかなりの美女を侍らせてきてたけどよ(もてんだよ俺)こんなけの美人は見たこともねーよ。 …で、1分位呆然としちまったんだよ…俺としたことがあ!!(汗) 『落ち着け俺!!コイツは男だぞ!』って10回くらい自分に言い聞かせちまったよ! しかもさ、俺が慌てて挨拶を述べたら(かっこ悪いな俺…ちきしょー)奴、「よろしくお願いします。」って、すんげえ綺麗で上品に微笑むんだぜ!!そりゃあもう、牡丹が一気に花開いたようで、クラクラしちまったよ!!(汗) ま、むさっ苦しい野郎の護衛よりかはよっぽどマシだが、毎日この顔見てたら、その辺の女じゃ勃たなくなっちまうんじゃか!!? 俺の遊び人人生大ピンチ!(滝汗) あんまり先の心配ばかりしてもしょうがねえから、とりあえず、明日からの護衛に備えて、今日は早目に寝ちまおう。 |